auの故障紛失サポートとは何か／メリットデメリットを検証する

もともとは安心ケータイサポートプラスという名称でしたが、名称によってどういうサービスなのかわかりにくかったためか、現在は「故障紛失サポート」とシンプルかつ非常にわかりやすい名称へと変更されています。

このサービスの特徴は、そのまま名称に表れている通りですが、故障や紛失時に対応してくれるauのサポートサービスとなっています。

注意点としては、対応するスマートフォンはAndroidのみで、iPhoneは対象外となっています。

今回はこのサービスの内容詳細を確認していこうと思います。

故障紛失サポートの内容とは

auの「故障紛失サポート」は、スマートフォン、ケータイが故障したり、盗難されたり、紛失してしまった場合などにサポートを受けられるサービスです。

月額料金が380円で、機種購入時にのみ申し込みが可能です。

具体的な補償内容としては、スマホやケータイにトラブルが発生した際に、同一機種同一色のリフレッシュ品が最短当日（原則翌日）に指定住所あてに届くというものです（「交換用携帯電話機お届けサービス」）。

届け先住所に関しては、インターネットからの申し込みであれば、コンビニでの受け取りなども可能となっています。

さらに、「アップグレードプログラム」に別に加入しており、アップグレードプログラム特典を利用して機種変更する際、この故障紛失サポートにも加入していれば、旧機種が故障、水濡れ、破損等をしていたとしても、アップグレードプログラム特典を受けることができるというメリットもあります。

ほかにも、紛失時の位置検索や遠隔操作での操作サポート（遠隔操作サポート）も利用することができ、ショップでの預かり修理も選択可能となっています。

そうした様々な利点がある故障紛失サポートなので、よほど故障しないさせない自信がある場合を除き、基本的には加入していた方がいいサービスとなっています。

故障紛失サポートには対象機種があります。

Android搭載4G LTEスマートフォン、3Gスマートフォン、4G LTEケータイ、3Gケータイ、Android4G LTEタブレット、WiMAX2＋対応ルーター、＋WiMAXデータ通信端末です。

auから発売されているほとんどの機種がその対象となりますが、逆に対象外になっている機種としては、iPhone／iPadがあります。

iPhone／iPadに関しては、この故障紛失サポートとはまったく別個に対応する形となります。

本来iPhone／iPadに関しては、auはじめ、ソフトバンクやドコモでも修理はできず、修理を実施する場合にはAppleとの直接のやりとりになるか、もしくはAppleの修理拠点になっているショップでの対応となります。

ただ、auの場合、auスマートパスの中にiPhone／iPadに対する「修理代金サポート」が存在しているため、auスマートパスに加入していれば、Appleで高額の修理代金が発生したとしても、ある程度（最大10000円）までは補償してもらうこともできます。

故障紛失サポートのメインとなるサービス「交換用携帯電話機お届けサービス」の詳細内容を確認しておきます。

まず、auを利用してからの契約期間によって金額が変わります。25ヵ月未満では5000円となります。これをまずベースに考えます。

年に2回まで補償交換が可能であり、1回目が5000円、2回目が8000円となります。

さらに、auの利用期間が25ヵ月以上になると、2000円の割引が適用され、1回目が3000円、2回目が6000円となります。非常にお得ですね。

そしてさらに、追加の割引特典があります。

サービス利用時に代用機を利用しない場合に追加で500円割引が入り、WEBでの申し込みの場合にはさらに500円、割引となります。合計1000円割引ですね。

つまり最安値としては、au利用25ヵ月以上、WEB利用の代用機なしの1回目、これで2000円で交換が可能となります。

これはかなりお得です。

ちなみに他社比較をするなら、ドコモの「ケータイ補償サービス」では、Gシリーズ以降のAndroidスマートフォンの場合、交換に1回目、2回目どちらも7500円がかかります。

負担金の額がまったく違いますね。

auでは、端末の故障・紛失に対するサポートに加えて、セキュリティ面でもサポートをしてくれるサービスを準備しています。

それが、安心セキュリティパックですが、2017年11月30日をもって、サービス提供が終了し、auスマートパスへと統合されます。

それまでの間は、通常月額300円かかるところが、故障紛失サポートとのセットによって合わせて500円で利用可能となっており、非常にお得に端末とセキュリティの両面でのサポートを受けることができます。

ただし、基本的には今後、セキュリティ関連サービスを利用する場合には、auスマートパスの利用が前提になってくるものと思われます。