2018年、いよいよSHARPより新しいフラッグシップモデルスマートフォン・「AQUOS R2(アクオスアール・ツー)」が発表され、auからもSHV42として6月8日に発売されました。
前モデルは2017年夏モデルとして「SHV39」としてauより発売されており、他にもドコモ、ソフトバンクより登場していますが、その後継機種となります。
シャープの新モデル・AQUOS R2の詳細内容を確認しておこうと思います。
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目次
SERIE/ZETA/Xxから「R」ブランドへ
SHARP製スマートフォンといえば、以前までフラッグシップモデルにはauでは「SERIE(セリエ)」、ドコモでは「ZETA(ゼータ)」、ソフトバンクでは「Xx(ダブルエックス)」というブランドをそれぞれ分けて採用していました。
AQUOS SERIE、AQUOS ZETA、AQUOS Xxという具合ですね。
しかし2017年夏、今までのそのようなバラバラのブランド名を統合する形で、「R(アール)」というブランドを立ち上げました。
Rには4つの意味が込められているということです。
SHARPが掲げる4つの「R」とは、
「Reality」シャープだからできる、臨場感のある映像美
「Response」なめらかで俊敏なレスポンス、圧倒的に気持ち良い操作感
「Robotics」いつも心地よく応えてくれる、人工知能がかしこくサポート
「Reliability」使いやすくて心置きなくずっと使える信頼性
ということです。
AQUOS R/AQUOS R2を購入検討するにあたって、「4つのR」は大きなポイントになりそうですね。
AQUOS R2の特徴
シーンに応じて利用できる三つのカメラ
AQUOS R2では、シーンに応じて最適なカメラを利用し、大切な時間を残します。背面に動画専用のドラマティックワイドカメラ、標準カメラ、正面上部にインカメラがあります。
最大の特徴はドラマティックワイドカメラで、最大135度の超広角カメラが採用されています。そのため、大迫力のムービーを撮影することが可能です。
さらに、スマートフォンとして世界初の2つのカメラで動画撮影中にAIが写真を自動撮影してくれる機能「AIライブシャッター」を搭載しています。
動画を切り抜く形で写真にするわけではなく、動画専用カメラで動画撮影しながら、標準カメラで同時に高画質な写真を撮ってくれる、という非常に便利な機能です。動画も写真も撮りたいという場合にとても使えます。AIによる自動撮影だけでなく、手動での撮影も可能です。
標準カメラは約2260万画素の高画質写真を撮影することができ、新画質エンジン「ProPix」でノイズを抑えて夜景シーンも美しく撮影できます。
インカメラに関しても、約1630万画素という高画質広角を実現しており、セルフィーも楽しく撮影できます。
大画面ディスプレイは6インチ/19:9
AQUOS R2は、AQUOS Rと比較して、上部のベゼル部分が限界まで狭く設計されており、その分、ディスプレイサイズは5.3インチから6.0インチへと大画面化しています。
画面が大きくなっている分、当然映像は迫力を増し見やすくなっていますし、写真も映えます。下部のホームキーの部分を除けば、iPhone Xに似たイメージかもしれません。
液晶テレビAQUOSの技術を受け継いだ鮮やかなカラー表現は魅力の一つと言えます。
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アクアマリンはau独自カラー
auのAQUOS R2、SHV42の「アクアマリン」は、au独自カラーとして展開されています。
ちなみに、ドコモでは「コーラルピンク」、ソフトバンクでは「ローズレッド」が独自カラー展開されています。
プレミアムブラックとプラチナホワイトについては、全キャリア共通です。
そのため、もしauでAQUOS R2を購入するのであれば、他で手に入らないアクアマリンが最もお勧めです。
最新CPUと高速メモリ
CPUにはクアルコムのSDM845(Snapdragon 845)、RAMは4GB、ROMは64GBです。独自の優れた放熱設計により、サクサク快適に利用することができます。
AQUOS Rと比較した場合、CPUおよびGPUのパフォーマンスは、約30%もアップしているということです。
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応答速度が25%も向上
AQUOS Rでも応答速度が遅いと感じることはほとんどないと思いますが、それをさらに25%も向上させたというAQUOS R2の応答速度は、ますます快適になっています。実際に利用してみても、操作については何一つひっかかりを覚えることなく利用することができます。
「なめらか・ヌルサク」のハイスピードIGZOを体験してみましょう。
また、防水仕様に合わせて、濡れた手での操作にも強く、キッチンやお風呂でもスムーズに利用可能ということです。
auから発売されたAQUOS R2 SHV42は、auの主要プランである「au ピタットプラン/au フラットプラン」での購入が基本になりますので、まだ同プランを利用していないのであれば、内容を今のうちから理解しておきましょう。
AQUOS R2 SHV42はauオンラインショップで購入したい
auショップで待ち時間を気にしながら長い手続きを受け、終わった時には購入した喜びよりも手続き疲れでいっぱい、という状況をできるだけ避けることができる方法として、auオンラインショップは確実に人気を伸ばしています。
そして何より、店頭では5000円~1万円以上もかかる頭金が、auオンラインショップでは一切かからないという点は非常に大きく、その点だけでもかなり有利となります。
出来る限り安く購入をしたいという場合、auオンラインショップを確実に活用しましょう。
以下、2017年夏モデルのAQUOS Rのスペックも併せて残しておきますので参考にどうぞ。
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AQUOS Rの詳細スペック
AQUOS Rの詳細なスペックを確認していきます。
サイズ | 約153×74×8.7mm目標 |
ディスプレイ | 約5.3インチWQHD ハイスピードIGZO/HDR10対応 |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 835 processor |
OS | Android7.1 |
バッテリー | 3,160mAh |
Wi-Fi | IEEE 11a/b/g/n/ac MIMO対応 |
RAM/ROM | 4GB/64GB(UFS Type) |
アウトカメラ | 約2,260万画素/F1.9/広角(22㎜相当)/ ハイスピードAF/光学式手ブレ補正/電子式手ブレ補正(動画のみ) 35㎜フィルム換算焦点距離 |
インカメラ | 約1,630万画素/広角(23㎜相当) 35㎜フィルム換算焦点距離 |
フルセグ/ワンセグ | 対応 |
FeliCa/NFC | 対応 |
Bluetooth | 対応 |
防水・防塵 | IPX5・IPX8/IP6X |
生体認証 | ○(前面指紋センサー) |
コネクタタイプ | Type C |
ざっとスペックを見ても、ほとんどの機能に対応しており、フラッグシップモデルらしく隙のない内容となっています。
昨今のスマートフォンの機能は既に安定期に入りつつあるため、スペックで比較することにもあまり意味がなくなりつつあるのも事実ではありますが、やはり最高レベルのスペックがあれば安心して利用することができるのは間違いありません。
以下、このスペックの内容からAQUOS Rの特徴を簡単に確認していきます。
AQUOS Rのデザイン
スペックの比較が昔よりも意味をなさなくなってきている分、相対的に重要視されるのがやはりデザインではないかと思います。
もちろん元々デザインも非常に重要な要素ではあったのですが、明らかに性能差があればデザインを犠牲にしてもスペックで選ぶ、という選択肢もあったわけですが、そういうケースは少なくなったのではないかと思います。
少なくとも二年は利用する可能性が高いスマートフォンなのですから、やはりデザインにも納得いくものを選択したいところです。
AQUOS Rのデザインは、持ちやすさを追求したラウンドフォルムと光沢感のある美しい質感で構成されており、背面は光沢があり、側面は丸みを帯びた形状となっており手にフィットします。
見た印象で、良くも悪くもAQUOSだなぁと感じられる部分もあり、好みがここでは別れるかもしれません。
AQUOS Rのディスプレイ性能
AQUOS Rのディスプレイは、5.3インチのWQHD(2,560×1,440ドット)IGZO液晶ディスプレイが採用されています。
SHARP伝統のIGZOはここでも力を発揮しており、バックライトの消費電力を下げつつ細かく美しい画面の表示を可能としています。
4KHDRコンテンツの再生も可能となっており、従来よりも広く、輝度と色域情報をもって風景の奥行や素材の質感まで、リアルな表示ができるようになっています。
液晶といえばSHARP、という時代はもうずいぶん前の話かもしれませんが、それでもまだまだ他には負けない美しい液晶を生み出してくれています。安定の高品質と言えそうです。
AQUOS Rのカメラや処理能力・操作性
カメラ機能はもう、すでに結構前から来るところまで来ているような印象すらあり、特に気にしなければ十分不満を感じることがないほどの写真の撮影ができます。
広角も接写も高画質の約2260万画素アウトカメラを搭載し、まさにデジタルカメラで撮影したような写真が撮れますし、どちらかというと昨今どのメーカーも力を入れ始めているのはインカメラの方で、AQUOS Rもインカメラに約1630万画素のカメラを採用しており、流行りの自撮りでも活躍します。
さらに処理能力の部分で、チップセットにはクアルコムのSnapdragon 835を採用し、RAMは大容量4GB、ROMも64GBと、従来に比べて読み出し速度も3倍になっています。
液晶パネルの応答速度についても向上されており、残像感が少なく見やすい表示を実現しているということです。
また、通常画面が水に濡れていると、タッチパネルの操作性が悪くなったりしがちですが、AQUOS Rは水濡れの状態でも快適に操作できるようになっているとのことです。
もともとAQUOSシリーズの操作性は以前と比べてかなり進化しており、普通に利用していて不満を感じる場面はほとんどなくなりつつありましたが、そこからさらなる進化を遂げていると考えると、満足度は非常に高くなると思われます。
やはりなめらかな操作性は、スマートフォンの非常に大事な部分と言えますので、AQUOS Rならストレスのないスマホライフを送れるのではないでしょうか。
AQUOS Rのエモパーとロボクル
AQUOS独自のAI機能といえば、「エモパー」です。
ドコモが提供する「しゃべってコンシェル」と一部内容が重複してしまう部分もありますが、ユーザーが天気や検索などを調べるタイミングを学習し、シーンに合わせて話しかけてくるという特徴があります。
成長するSHARP独自のAI機能ですので、まだ活用していない場合には実際使ってみると便利かもしれません。
さらに、それに加えてAQUOS Rでは、動く充電台「ロボクル」があれば、インカメラで利用者の顔を検知し、電話着信時やアラーム鳴動時などにユーザーを探し、全身でお知らせしてくれるということです。
ロボクルにAQUOS Rを設置しておけば、通知を定期的に声で知らせてくれたりもしますし、Android標準の「OK,Google」やiPhoneの「Hey,Siri」と同じように、「ハロー、エモパー」と呼びかけて質問すれば音声で答えてくれるということです。
AQUOS Rは7月7日発売開始
auからの発売は、2017年7月以降とアナウンスされていましたが、正式に7月7日に発売開始されました。
夏商戦のど真ん中での登場という形でした。AQUOSに限らずAndroidスマートフォンは、9月のiPhoneを避けて少し早めに登場するイメージです。
10月11月には次の冬春モデルの話も例年出始めることが多いですが、夏にハイスペック機種が出た場合、冬にはエントリーモデルがラインナップされる可能性が高いため、AQUOSのフラッグシップモデルで検討するなら、ここが買いかもしれませんね。