auの2019年夏モデルが発表されました。
今回はスマートフォン8機種、フィーチャーフォン1機種の合計9機種というラインナップです。
5月23日以降、順次発売されます。
最新機能と最高スペックを持つ機種から、求めやすい価格帯の機種まで幅広くラインアップされています。
ということで、夏モデルそれぞれの機種、お勧めの機種について確認していきます。
目次
au2019年夏モデルは合計9機種
機種名 | 主な特徴 | 発売時期 |
Xperia 1 | 世界初4K 有機 EL&21:9 シネマワイド ディスプレイと Xperia 初のトリプルレンズカメラ。 | 2019年6月中旬 |
Galaxy S10+ | 色鮮やかな約 6.4 インチ大画面有機 EL と Galaxy史上最高性能のスペック | 5月23日 |
Galaxy S10 | ダイナミック AMOLED ディスプレイと一瞬を美しく切り取れるトリプルカメラ | 5月23日 |
AQUOS R3 | 10 億色の表現力と従来比 2 倍の明るさを誇る「Pro IGZO」ディスプレイ | 5月下旬 |
Galaxy A30 | 大画面有機 EL&大容量バッテリーの Galaxy スタンダードモデル |
5月下旬 |
HUAWEI P30 lite Premium | 広角レンズ・トリプルカメラと大容量 128GB の ROM を搭載 |
5月下旬 |
TORQUE G04 | 圧倒的なタフネス性能と手ブレと暗所に強 い約 2,400 万画素のカメラ |
8月下旬 |
AQUOS sense2 かんたん | スマホ初心者でも分かりやすい、かんたんな ホーム画面と学習アプリを搭載 |
6月中旬 |
GRATINA(KYF39) | 5 色の美しいカラーと使いやすいシンプルな デザイン |
5月24日 |
スマホに関しては、ハイエンドモデルが、Xperia 1、Galaxy S10、Galaxy S10+、AQUOS R3、エントリーモデルがGalaxy A30、P30 lite Premium、AQUOS sense2かんたん、特殊モデルがTORQUE G04という感じです。
Googleブランドの「Pixel 3a」は、前回に引き続きauでは発売が見送られました。
まぁ、それでも全体で8機種発売されるのですから、十分といえば十分でしょう。
Xperia 1:人気ブランド「SONY・Xperia」の最新フラッグシップモデル
Androidスマートフォンといえば、やはり外せないのがSONYのXperiaです。
今回は、大画面約6.5インチの21:9シネマワイドディスプレイを採用し、引き続き大迫力の映像表現にこだわりを見せています。
世界初の4KHDR対応有機ELディスプレイということで、前回のXperia XZ3以上のクオリティが期待されます。高画質化技術 X1 for mobile の新搭載や、標準規格(SDR)の動画をまるで目の前にあるかの
ような色彩感とコントラストのある HDR 相当の美しさに自動変換する「HDR リマスター」、解像度の低い動画を、高精細で美しい 4K 画質に変換する「4K アップスケーリング」によって、圧倒的な映像美を実現しています。
また、約6.5インチの大画面ディスプレイでは、動画を観ながらSNSを利用したり、2つのアプリの同時利用が可能になっており、「21:9マルチウィンドウ」では、操作も今まで以上に快適かつ便利になっています。
画面が大きいということは、当然1画面での情報量が増えていることになるので、WEBでも地図でもSNSでも、閲覧性が大きく向上しています。
サイドセンスもXperia XZ3に続き搭載しており、洗練された使い勝手で満足できること間違いなしです。
カメラについては、Xperia初のトリプルレンズカメラを採用し、「標準」「望遠」「超広角」を自在に切り替えることができ、様々なシーンで思い通りの写真を撮影することができます。
昨今auのスマートフォンとしても海外メーカーがかなり増えてきていますが、数少ない国内メーカーとして、引き続き人気を集めるのは間違いなさそうです。
全体としてのスペックが非常に高いため、端末価格がやや高めになりそうなのが懸念材料の一つです。
Galaxy S10+:圧倒的スペックの実力派モデル
Galaxy S10/Galaxy S10+は、人気のXperiaに対して実力のGalaxy、という感じの立ち位置にある、Androidスマホの中でもトップクラスに性能の高いGalaxyシリーズのフラッグシップモデルです。
有機ELと言えばGalaxy、というくらい以前からスマホで有機ELディスプレイを採用しており、今回は画面占有率93%以上、約6.4インチのベゼルレス有機ELディスプレイを搭載しています。
最新の動画規格「HDR10+」に対応することで、高精彩でリアルな色とコントラスト、暗いシーンのダイナミックなトーンマッピングを実現しています。明るい光の中でも、照度の高い画面もはっきり視認可能です。
また、メインカメラはGalaxy初となる望遠、広角、超広角のトリプルカメラを採用。元々Galaxyは、カメラ性能において頭一つ抜け出た性能を有していますが、今回被写体、風景、時間を分析して30種類のシーンを判別し、最適モードで撮影する「インテリジェント・カメラ」機能を搭載したことで、よりカメラ性能は強化されています。
電池容量もスマホとしては最大クラスの4,000mAh、CPUにクアルコムSnapdragon855、8GBのRAMと128GBのROMで、圧倒的安定動作が期待できます。
発熱に対しては、「ベイパーチャンバー冷却システム」によって動作遅延を防止しています。
過去の実績からも、購入して間違いない機種、と考えてよさそうですが、やはり気になるのはスペックの高さゆえの価格。
財布との相談になりそうです。
今回、Galaxy S10が、こちらもトリプルカメラ対応で、ディスプレイサイズと電池容量以外はほぼ同等スペックなので、価格によってはGalaxy S10を選んでもいいかもしれません。
AQUOS R3:最も売れているAndroidスマホのフラッグシップモデル
AQUOSシリーズは、2年連続でAndroidスマホの中で最も売れているシリーズです。
格安モデルがかなり売れたおかげでもあるのですが、SONY・Xperia以上に売れている、というのは驚きです。
今回AQUOS R3では、10億色の表現力と2倍の明るさで感動のPro IGZOディスプレイ体験ができます。
明るさだけでなく、肌の質感、空の階調、風景の空気管など、細かいニュアンスも表現可能で、HDRコンテンツも圧倒的表現力で楽しめます。
また、屋外でもはっきり見やすい「アウトドアビュー」機能にも対応し、周囲の明るさに合わせてコントラストと画面の明るさを最適化してくれます。
AQUOS R3のカメラは、AQUOS R2同様のデュアルカメラを搭載し、標準カメラと動画専用カメラによって、動画撮影中の静止画撮影も可能です。
新ピクセルセンサーにより、AQUOS R2の約4倍明るく撮影できる動画カメラで、暗いシーンでもノイズを少なく撮影することができます。
また、リアルタイムで露光を最適化するHDR撮影や、約125度の超広角レンズを生かした強力な電子手ブレ補正により、どんなシーンでもブレずに撮影することが可能です。
標準カメラでは、F値1.7の明るいレンズを採用していて、AIが被写体の動きに合わせてシャッタースピードと露光を最適に調整する新画質エンジン「Propix2」や、高速で正確にピントを合わせる新オートフォーカスを採用しています。
スペック的にも、Snapdragon855により、AQUOS R2と比較してCPUが30%、GPUのパフォーマンスが20%、AI処理性能が3倍向上しています。
128GBのROM、6GBのRAMと合わせて、全体として非常に高い性能を有する機種と言えます。
HUAWEI P30 lite Premium:スリムデザインとトリプルカメラに注目!
HUAWEI P30 lite Premiumの特徴は、ミッドレンジ機種であるにもかかわらず、トリプルカメラを搭載しているという点です。
当然撮影の幅は広がりますので、シーンに合わせた写真を撮影できるようになります。AIによる22種類の被写体やシーンを自動認識するため、難しい設定をしなくても上級者のような写真が出来上がります。
ディスプレイも大型の約6.1インチで、写真だけでなく動画も大画面で楽しめます。
内蔵メモリ(ROM)は128GBと、こちらも安心の大容量。
電池持ちも気にすることなく使える3,340mAhのバッテリーで、価格は抑えたいがそれなりの性能の機種を、と考えている人にピッタリです。
Galaxy A30:デュアルカメラで安定のGalaxy品質
ハイエンドのGalaxyとしては、Galaxy S10とGalaxy S10+が発売されるため、Galaxy A30は性能を少し落として比較的買いやすい価格帯で販売されると思われます。
とはいってもやはりGalaxy、約6.4インチの有機ELディスプレイに大容量バッテリー、そして暗い場所でもしっかり撮影できるF値1.9のアウトカメラは、咄嗟にフラッグシップ機と錯覚してしまうほどです。
デュアルカメラを搭載し、シーン判別機能により最適なシーンで最適な撮影をすることができます。
Galaxyの細かい性能は今までの実績から折り紙付きですし、価格を抑えつつ安定のスマホを選ぶなら、やはりGalaxy A30は一番の候補になりそうです。
AQUOS sense2 かんたん:
ドコモでも販売されているAQUOS sense2が、「かんたん」を売りとしてauからも登場です。
ドコモでの価格帯が3万円代なので、他の10万円をこえるようなハイエンド機とは一線を画す機種と言えるかもしれません。
特別、どこが優れている、とお勧めできるような部分も実はそう多くはないのですが、エントリーモデルでありながら高性能IGZOディスプレイの鮮やかさや、画面の明るさには注目です。電池持ちも非常によく、シンプルで持ちやすい点などもポイントが高い部分です。
カメラについても、他の数あるカメラ推しのスマホと比較するとどうしても見劣りはするかもしれませんが、普通に利用する分において不満を感じることはまずないくらいの写真が撮影できます。
何より、その安さと性能のバランスから、非常に売れている人気機種でもあります。
auにおいてどれくらいの人気を集めるか、要注目です。
どの機種も魅力溢れるラインナップで選択が難しい
今回のauの2019年夏モデルは、どの機種も非常に優れたモデルが揃っているため、一つを選ぶのが非常に難しいです。
とりあえず、ハイエンドかミッドレンジかは分けた上で、そこからの選択になってきますが、悩ましい限りです。
あえてお勧めを考えるなら、国内メーカーのハイエンドならやはりXperia 1。
価格重視ならAQUOS sense2というところでしょうか。
あとは実際に動く機種を触ってみてから、判断してみたいところですね。
auオンラインショップでの予約もお忘れなく。