auのデータチャージは、データ容量を追加で購入するサービスです。
一ヶ月の間に定められたデータ容量を使い切ってしまうと、通常速度制限がかかってしまいますが、その状態でデータチャージを行うと、通常速度に戻すことができます。
データ容量足りない時に実施することができるお助けサービスのようなものです。
そう考えると非常に簡単でシンプルなサービスなのですが、詳細内容を見ていくと、実は細かい設定が定められていることに気づきます。
注意点とともに確認していこうと思います。
目次
auのデータチャージは0.5GB/1GB単位で追加購入可能
auの追加容量購入サービスであるデータチャージは、0.5GB/1GB単位での購入が可能です。
0.5GBの場合が550円、1GBの場合が1000円で追加することができます。つまり、多めに追加したいのであれば、1GB単位で追加した方がお得です。
チャージのタイミングとしては、完全にデータ容量を使い切ってしまい、速度制限がかかっている状態になってからでもいいですし、チャージの予約をしておくこともできるため、その場合には残容量が1%を切ると同時に自動でチャージされる形となり、速度制限がかかるタイミングをなくすことができます。
チャージの予約については、1回/2回/3回/4回/5回/12回から選択することができ、例えばチャージ予約を1GBの2回で設定している場合、標準のデータ容量が5GBであれば、最大2GBチャージされることで合計7GBが利用可能となります。この場合の追加料金は2000円です。
なお、auピタットプランを利用している場合には、データチャージの「予約」は利用することができません。上限まで到達した段階での即時チャージのみの利用とされています。
データチャージ容量は、チャージより62日間利用可能
データチャージで追加した容量の利用可能期間は、チャージした日より62日間となっています。
利用については月間データ容量から先に消費し、使い切ったところでデータチャージ分の容量が使われる形となります。
つまり、8月28日にデータチャージを1GB実施し、当月中に0.4GB使った場合、残りの0.6GBは9月の月間容量を消費してしまったあとに利用される形となり、もし9月に0.4GBしか使わなかった場合、次の10月の月間容量を消費し終わった段階でまだ62日間経っていなければ残り0.2GBが利用できる形となります。
そう考えると、かなり長期的に利用できるので非常に便利ですね。
さらに、もし仮に62日の間にチャージしたデータ容量を使い切ることができなかったとしても、1回目の有効期限内、または期限が切れて24時間以内にさらに追加でチャージを行うと、新しいチャージ分に使いきれなかった分が合算され、有効期限は新しいチャージ分と同じになって利用することができるようになります。
これもかなりうれしい仕組みです。有効に活用していけば、期限を切らすことなくずっとチャージ容量を維持していくこともできます。
この追加チャージの考え方は、大手キャリアの中ではauにしかありません。
ドコモの1GB追加オプションとauデータチャージ
auにおけるデータチャージと同等のドコモのサービスとしては、1GB追加オプションがそれにあたります。
大きな違いとしては、ドコモの場合には追加単位が1GB単位しかない、という点、そして、追加容量の有効期間が翌月末までしかない、という点です。
さらに、追加チャージに対する追加チャージで有効期間を延ばすような仕組みもありません。
その代わり、ドコモにはスピードモードというauにはない仕組みがあり、あらかじめ追加してもいいと許容できる容量を設定しておくことで、速度制限がその容量まではかかることなく自動的に1GBごと追加してくれるシステムです。
auの場合の、データチャージ予約を毎月固定で入れておくサービスと考えるといいでしょう。
とはいえ、追加容量の有効期限が翌月末までしかないなど、全体的にauのデータチャージの方が使い勝手としては優れています。
データチャージはデータシェアやデータギフトやデータプレゼントとは違う
auのこの手のデータ関係サービスには、似たような名称のサービスが多くてかなり混乱してしまいます。
データシェアもデータギフトもデータプレゼントもすべてデータチャージとは別のサービスなので、間違わないようにしましょう。
データシェアはスマホとタブレットでデータ容量を分けあうサービス、データギフトとデータプレゼントは他人にデータ容量を贈るサービスです。
同じデータを贈るサービスでも、データギフトやデータプレゼントの間にも違いがありますので、その違いについては関連記事「データギフトとデータプレゼントの違い」にて解説しています。
チャージした容量の有効期間62日間と、追加チャージによる有効期間延長を活用して、うまくデータチャージを利用していきましょう。