auの2018年夏モデルが5月14日に発表され、サムスンのGalaxy S9およびGalaxy S9+は予想通り両機種ともauから登場し、5月18日に発売されました。
型式はGalaxy S9がSCV38、Galaxy S9+がSCV39です。
一時期ほどの勢いはないとはいえ、Androidスマートフォンの中では、Xperiaと並んで長く人気機種としての地位を維持しているGalaxyの新機種ということで、やはり注目機種の一つと言えます。
そして、実際に利用してみた際の感想は、やはり圧巻の一言です。非常に使いやすくいい機種です。
新機種Galaxy S9・Galaxy S9+の詳細スペック等を確認していこうと思います。
目次
大画面でより持ちやすいInfinity Display
Galaxy S9・Galaxy S9+ではベゼルレスデザインがさらに進化し、より大きくより持ちやすくなっています。
とはいえ、パッと見た際の外見的なデザインには今回、Galaxy S8からはほとんど変化はないと言ってよさそうです。
そのため、ちょっと見るだけではGalaxy S8なのかS9なのかを見極めるのは困難です。
ただ一点だけ大きく変わっているのが、背面の指紋センサーの位置です。Galaxy S8ではカメラの横にあった指紋センサーが、カメラの下に移り、より使いやすくなっています。
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Galaxy S9 | Galaxy S8 |
68.7 x 147.7 x 8.5mm | 68 × 149 × 8.0mm |
163g | 150g |
全体としてのサイズはほとんど違いがないのですが、厚みがやや増していることが影響しているのか、Galaxy S9の方がやや重たくなっています。
曲面カーブを除いた対角線サイズを計測した場合、Galaxy S9が5.8インチ、Galaxy S9+が6.2インチです。
画面のアスペクト比は18.5:9で、映画館のようなダイナミックな視聴体験が可能となっています。世界的なオーディオブランドであるAKGによってチューニングされたステレオスピーカーとDOLBY ATMOSによるオーディオ体験も楽しみなポイントの一つです。
明るいディスプレイには、サムスン得意の有機EL(Super AMOLED)ディスプレイが採用され、色鮮やかに写真や動画を映し出します。
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Galaxy S9のカメラ/S9+は初のデュアルカメラに対応
今回Galaxy S9/S9+のカメラレンズは、F値1.5とF値2.4の可変絞りに対応しています。撮影場所の明るさに合わせて、自動的に光を調整してくれます。手動でレンズの絞りを切り替えることも可能です。
暗い場所ではより光を集めるF値1.5に絞りが開き、明るく鮮明な写真を撮影することができ、日中明るい場所では、F値2.4に切り替わり、シャープで鮮明な写真を撮影できます。
特に暗い場所での撮影の場合、F値1.5モードとマルチフレームノイズリダクション機能で、ノイズを抑えたクリアな高感度写真を撮影することができます。
実際に実機で暗がりでの撮影を試してみましたが、その実力のほどは本物です。
肉眼で非常に暗く見えるような環境下にあっても、Galaxy S9・Galaxy S9+を通すだけで非常に明るく見ることができます。実際に撮影しても、まさにノイズリダクションが抜群に効果を発揮していると感じます。細部までしっかりと描写してくれ、完全にiPhoneのカメラを超えたと感じさせてくれます。
また、Galaxy S9/S9+は、960fpsでのスーパースローモーション撮影が可能となっています。超高速センサーを搭載することで実現され、動画の中の一瞬にスローモーションを追加したりすることができます。
スーパースローモーション撮影は、HDのみの対応で、一つの動画につき20ショットのスーパースローモーションが撮影可能です。1ショットにつき約0.2秒間録画し、約6秒かけてスローモーションの再生が行われます。
スローモーション動画にプリインストールされた音楽、もしくは自分のプレイリストからランダムに音楽を追加することもできます。
また、三つのループパターンに合わせてGIFアニメを作成したりすることもできますし、スローモーション撮影した映像は、ロック画面に設定することも可能です。
使い勝手の部分では、モーション検出機能をオンにしておくだけで、ビデオ撮影時にカメラが自動的に被写体の動きを検知し、スーパースローモーションで撮影開始してくれたりする機能も搭載されています。
実はこの機能が非常に優れていて、スーパースローモーションの使い勝手をかなり向上させてくれています。
Xperia XZ1にも960fpsのスーパースローモーション撮影機能は搭載されていますが、どうしても画質が荒くなってしまったりと、かなり実用性に欠ける感じが強かったことを考えると、カメラ機能全般のみならずスーパースローモーションにおいても、GalaxyはXperiaを完全に凌駕しています。
光学手ブレ補正は当然搭載されていますので、揺れのひどい場所でも、鮮明な写真を撮影することができます。
特にデュアルカメラを搭載したGalaxy S9+では、ポートレート写真で人物を強調して撮影したり、ライブフォーカスを使うことで背景のぼかし具合を自由自在に調整可能です。この調整は、撮影後に行うことができるので、これまた非常に便利です。さらに背景の光にエフェクトをかけることもできます。
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最新機種として最高スペックを搭載
Galaxy S9およびS9+のCPUはSnapdragon 845、RAMはGalaxy S9が4GB、S9+が6GBとなっています。
ストレージ(ROM)は64GBです。電池容量はS9が3000mAh、S9+が3500mAhです。
その他、iPhone X、Xperia XZ2で省かれてしまったイヤホン端子が採用されている点は、地味に大きいと言えるかもしれません。
生体認証は指紋認証、顔認証、虹彩認証が利用可能です。インテリジェントスキャンで利用される顔認証と虹彩認証ですが、実際の利用においては、やはりどうしても指紋認証が最も使い勝手がいいと感じます。
それぞれの生体認証の弱点を補いあえるという意味では効果的ではありますが、顔認証と虹彩認証は正直なくてもあまり影響がありません。
指紋センサーの位置は、前機種のカメラ横と比べたら格段に利用しやすくなりました。
充電端子はType-C/イヤホン端子搭載
充電端子はUSB Type-Cに対応しています。本体下部に充電端子とイヤホン端子があります。右側に丸い点のようなものがありますが、ここが送話口(マイク)です。ちなみにマイクはもう一つ、上部にもついています。
さらにその右側に一見ストラップホルダーのような穴がありますが、これはスピーカーでありストラップホルダーではないので間違ってストラップを通したりしないようにしましょう。
Galaxy S9+は2018年夏モデル、イチオシ!
auの2018年夏モデルも、一通り利用してきましたが、今回ダントツでイチオシと言えるのが、Galaxy S9+です。
カメラといい、操作性といい、他の追随を一切許さない出来栄えです。
今回auでは、他にXperia XZ2やAQUOS R2なども発売されていますが、カメラの性能では頭一つ抜けています。
ドコモから独占発売されたHUAWEI P20 Proが勝るとも劣らない性能を持つ機種と言えますが、auでは完全にGalaxy S9+の独壇場と言っていいでしょう。
購入して後悔することはまずないと思います。
購入したならまずは、暗い場所で是非、カメラ撮影を試してみていただきたいと思います。その明るさに驚くこと間違いなしです。
au夏モデルで発売・auピタットプラン/auフラットプランを利用したい
auの2018年夏モデルとして、Galaxy S9/S9+の両機種ともau ピタットプラン/au フラットプランに対応しています。
「au ピタットプランとau フラットプランは絶対的にお得」
となると、毎月割が適用しないため、そのまま本体代金を一括または割賦購入してもかなりの負担になってしまうので注意が必要です。
それをある程度補うためには、au アップグレードプログラムEXの役割がやはり重要になってきます。
具体的にどういうサービスなのか、少しわかりにくい部分などもありますので、あらかじめ理解しておくといいかもしれません。
auオンラインショップの有効活用を
非常に性能が高くお勧めのGalaxy S9/S9+ですが、唯一の弱点と言えるのはやはり、価格です。
今回の夏モデルの中ではGalaxy S9+が最も価格帯が高めの設定となっています。
そこで余計に意識したいのが、購入場所の選定です。
ショップでの購入を実施すると、頭金が発生して余計に高くなってしまいます。だからこそ、頭金が一円もかからないauオンラインショップを必ず活用しましょう。
お得に購入できますよ。