ケータイ業界の仕組みやシステムは、素人目線では本当に複雑で難しくなっています。
本当にちょっとしたことでも、意味がわからなかったりわかりにくかったりということは非常に多いです。
かといって、それを調べようと思ってもなかなか思うように調べられなかったり、検索してもわかりやすい内容で解説してある場所はどこにもない、というケースも多いのではないでしょうか。
auのスマートフォンを利用していて料金プランを調べたものの、どうしてもこの意味がわからない、という意見をいただいたことがあり、私自身もわかりにくいと感じていた部分でもあったため、今回取り上げてみることにしました。
その内容とは、auのスマートフォン用「料金プラン」および「データ定額サービス」に、(V)がついているものがあるが、これはいったいどういう意味なのか、という点です。
わかってしまえば何でもない、「なんだそんなことか」という内容なのですが、こんな些細な部分でも、au初心者目線だとわからないものです。
果たしてその答えとは何なのでしょうか。
「カケホとデジラ」とは何か
auのスマートフォン用プランとして主流になっているのは、2015年にスタートした「カケホとデジラ」です。
そもそも、この「カケホとデジラ」自体が、内容を知らなければ「何なの!?」という感想しか持たれないと思います。
その言葉から大まかな内容を連想することすら許されないキーワードでもありますね。
わかりやすく分解すると、「カケホとデジラ」は「かけ放題」と「データ定額サービス」という意味です。
先行してサービス開始したNTTドコモの「カケホーダイ&パケあえる」に対抗したネーミングと思われますが、ドコモよりもauの方が咄嗟に意味をつかみにくいと言えそうです。
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auのスマホ用料金プラン・データ定額の「(V)」とは何か
さて、その「カケホとデジラ」の中で登場するわかりにくい表記が、「(V)」です。
カケホ・スーパーカケホというプランと別枠として、カケホ(V)・スーパーカケホ(V)という具合に表記されています。
「デジラ」のデータ定額サービスに関しても、データ定額1・データ定額3、という具合に表記されているものもあれば、データ定額1(V)・データ定額3(V)、という形で表現されているものもあります。
この、「(V)」があるかないかで、料金プランの何が異なるのでしょうか。
auの公式サイトをみても、なかなかこの(V)の正体を発見することは難しいですが、細かい字をしっかり読んでいくと、次の文章を発見することができました。
4G LTE(au VoLTE対応)Android™ スマートフォンの「料金プラン」「データ定額サービス」は名称に(V)がつきます。
つまり、(V)とは、VoLTE(ボルテ)のVだったのですね。
VoLTEとは、Voice Over LTEの略で、LTEの回線に音声通話を乗せる、つまりLTEで音声通話を利用する技術のことです。
auの最新Androidスマートフォンは、ほぼこのau VoLTEに対応していますので、ほぼ料金プランとしてはカケホ(V)・データ定額5(V)という具合に、(V)がつくケースがほとんどではないかと思います。
(V)がつくと何かが変わる?
auの料金プラン・データ定額プランに(V)がつくと、内容や料金に変化があるのでしょうか。
気になるところだと思います。
ただ、実際のところ、(V)があろうがなかろうが、内容には違いがなく、料金もまったく変わりませんので、(V)の部分は気にする必要がそもそもありません。
あくまで、VoLTE対応なのかどうか、という一点のみの違いとなっています。
私も(V)の意味がわからなかったときにはずいぶん悩んだものですが、わかってしまえば一切気にする必要がない要素だと理解できたため、今はほとんどスルーしています。
au VoLTE対応端末を買いたい、というとき以外は、(V)については意識する必要はないと覚えておきましょう。