auを長期で利用している場合に適用される、「長期優待データギフト」という特典サービスがあります。
この特典は、例えばドコモなどには存在しないau独自サービスとなっており、データ容量が毎月足りないと感じている人にとっては非常にありがたい特典と言えます。
長期でauを利用してきてよかった、と感じることができる長期優待データギフトについて、詳細内容を確認してみたいと思います。
目次
auの長期優待データギフトとは
元来ケータイ・スマホ業界は、新規ユーザーへの割引還元ばかりが多く、長期ユーザーへの還元が少ないと昔から言われていました。
そうした傾向を改善するようにという総務省からの指導もあり、2015年から2016年にかけて、各社長期ユーザーに対する優遇サービスの投入を開始しました。
auの中でのその取り組みの一つが、長期優待データギフトです。
具体的な内容としては、auを4年以上利用している場合に、3ヶ月ごとにデータ容量を追加でもらえるというものです。
もらえるデータ量は、auの利用年数とデータ定額サービスの種類によって異なりますが、より長く、より容量が大きなデータ定額サービスを利用しているユーザーほど、多くの追加データ容量をもらうことができます。
最大でデータ定額5以上かつ10年以上の利用で2GBもらえます。
4年以上 | 7年以上 | 10年以上 | |
データ定額1 | なし | 0.3GB | 0.5GB |
データ定額2/3 | 0.5GB | 0.75GB | 1GB |
データ定額5/20/30 (8/10/13) |
1GB | 1.5GB | 2GB |
au利用4年以上、3ヶ月ごとのギフト
長期優待データギフトの付与条件は、auを4年以上利用で、以後3ヶ月ごとに1度、データ容量を増量してもらうことができます。
付与タイミングとしては、4年1ヶ月目に初回、以後4年4ヶ月目、4年7ヶ月目・・・という具合に3ヶ月ごとにデータ容量が増量されます。
申し込みは不要で月額料金ももちろん無料です。ただただ、auを利用し続けて、対象のプランさえ利用していれば、あとは自動的に適用されますので、非常に親切です。
長期優待データギフトのデータ容量はくりこししない
auのデータ定額サービスでは、余ったデータ容量は翌月へとくりこしすることができます。
ただし、前月からのくりこし分と、長期優待データギフトのデータ増量分に関しては、付与された当月限定のデータ容量であり、仮に余ったとしても翌月へのくりこしはしません。
そのため、計画的に利用してしまった方がよりお得といえます。長期優待データギフト分の容量があまりそうだからといって、翌月に残しておこうと考えてしまわないように注意しましょう。
SMS(Cメール)でデータ増量お知らせ
auの長期優待データギフトのデータ容量プレゼントが実施された際、auよりSMS(Cメール)が送られてきます。
これを知らないと、本当にauから送られてきたメールなのか、迷惑メールではないのかと疑ってしまったりする可能性があります。
配信元はauの「157」番になっているため、迷惑メールなのかどうかは判断がつきます。
とりあえず、そうしたメールが送られてきたときには、長期優待データギフトが付与されたのだと理解すればいいでしょう。
タイミングとしては、データが付与された翌日を目安にSMSが送られてくるということなので、月初に送られてくることがほとんどです。
さらに、データ容量がプレゼントされたというお知らせのメールなので、何かしらのアクションを求めてくることはありませんので、そのあたりで迷惑メールとは区別をすることができます。
ドコモにはないauだけのメリット
昨今、au、ドコモ、ソフトバンクの大手3キャリアは、他キャリアが何かを始めればそれに追随して類似サービスを開始するということを繰り返してきたため、ほとんどのプラン内容が似通っています。
キャリア間で大きすぎる差があれば、ユーザーがそちらへ向かって一気に流れていく可能性もあるため、できる限り各社、他社にサービスにおける差をつけられないような工夫をしているわけです。
しかしそのため、キャリア間の競争はかなり限定的となり、せっかくどこかのキャリアが新サービスを開始したとしても、結局他社も真似するためにあまり意味がなく、割引サービスをどこかが開始すればするほど業界全体がマイナスになるという悪循環があります。
そのため、キャリア同士は下手に動かない方が互いにメリットがある、という側面も持ち合わせていることが、何より競争が進まない一つの要因であるともいえます。
そんな中で、長期優待データギフトは、ドコモにないau独自の特典サービスであるため、他社比較をするにしてもかなり有利に働くポイントといえます。
長く利用するのであればどのキャリアが最もお得なのか、しっかり検討してみましょう。