auの毎月割、というサービスをご存知でしょうか。
新規契約・機種変更 (端末増設) 時に対象機種購入と同時に、指定のデータ (パケット) 定額サービスに加入することで、利用料金から最大24ヶ月の間、割引をしてもらえるというサービスです。割引は購入の翌月から開始されます。
似たような仕組みはドコモやソフトバンクにも存在しており、似たような名称で提供されています。ドコモの場合は月々サポート、ソフトバンクの場合は月月割です。
この毎月割が存在していることで、非常に高額なスマートフォンも適度な実質価格で購入することができるという、非常に重要な役割を果たしているサービスでもあります。
しかし昨年au ピタットプラン/au フラットプランの開始に伴い、この毎月割の存在意義が問われ始めています。
具体的な内容を解説していこうと思います。
毎月割の仕組み
毎月割は、申し込み不要、月額料金不要の割引サービスで、対象機種を対象プランで購入することで自動的に適用されます。割引額や割引回数は機種・購入時期により異なるとされていますが、基本的には24回払いで購入した際に最大24ヶ月間割引される形となります。
稀にスマートフォンの機種によって、au スマートパス(372円/月)やau スマートパスプレミアム(499円/月)の加入有無によって割引額が異なる機種もあるということですので、事前にこの辺りはチェックしておく必要があります。
つまり、24回払いで機種購入をする場合、その割賦金額が加算されてくる購入翌月(1ヶ月目)同じタイミングで毎月割が適用されはじめ、24ヶ月目で割賦が終了すると同時に割引も終了します。
そのため、事実上の割賦金額からの割引のような印象になるため、2年利用した場合の「実質金額」という便利な言い回しが登場したのです。
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毎月割の適用条件
毎月割の詳細な適用条件を確認しておきます。機種ごとに、指定のデータ定額サービス、または料金プランがあります。
機種 | 指定のデータ定額サービスまたは料金プラン |
スマートフォン (4G LTE) | データ定額2/3/5/8/10/13/20/30 LTEフラット LTEフラット cp(f・2GB) ジュニアスマートフォンプラン シニアプラン(2018年1月31日受付終了) LTEフラット cp(1GB)(2016年6月23日受付終了) データ定額cp(0.8GB)(2016年8月14日受付終了) |
スマートフォン (3G) | カケホ(3Gケータイ・データ付) ISフラット |
ケータイ (4G LTE) | データ定額1(ケータイ)/ データ定額2(ケータイ)/ 3(ケータイ) / 5(ケータイ)/ 8(ケータイ)/ 10(ケータイ)/ 13(ケータイ) ダブル定額Z(ケータイ) ダブル定額(ケータイ) LTEダブル定額 データ定額2 / 3 / 5 / 8 / 10 / 13 / 20 / 30 LTEフラット mamorino Watchプラン シニアプラン(2018年1月31日受付終了) |
ケータイ (3G) | カケホ(3Gケータイ・データ付) カケホ(3Gケータイ) プランEシンプル |
4G LTEタブレット | タブレットプラン ds(3年契約)/(3年契約/L) タブレットプラン cp(2GB・3年契約) LTEフラット for Tab/Tab(L) LTEフラット for Tab(i) LTEフラット for Tab ds/Tab ds(L)(2015年12月21日受付終了) LTEフラット for Tab(i)ds (2015年12月21日受付終了) LTEダブル定額 for Tab/Tab(i)(2015年9月1日受付終了) |
データ通信端末 | データ通信端末 「シンプルコース」のご加入 |
種類が多すぎて何が何だかよくわからないかもしれませんが、要は購入希望の機種が毎月割適用かどうかを確認するだけでいいので、わざわざ上記を覚える必要は全くありません。
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毎月割が適用しないau ピタットプランとau フラットプラン
auが今主要プランとしてお勧めしている「au ピタットプラン/au フラットプラン」ですが、その両プランともに毎月割が適用しない、という特徴があります。
毎月割が適用しないということは、端末価格が一切割り引かれることがないため、非常に高額な料金設定となってしまうという点が両プランの弱点でもあるのですが、そのため用意された「アップグレードプログラムEX」を利用することで、二年後に機種変更を実施すれば最大半額になる、という仕組みとなっています。
これにより、auを利用し続ける間については、「au ピタットプラン/au フラットプラン」で格安を維持しながら端末価格も事実上安く利用することができるというわけです。
「au アップグレードプログラムとアップグレードプログラムEXは利用するべきなのか」
ここに至って、毎月割の活躍の場が完全になくなってしまっています。
今後auが「au ピタットプラン/au フラットプラン」の方向性を変えない限りにおいて、毎月割は今後も適用機会を失い、存在自体がなくなっていくのかもしれません。
ただしとりあえず現状、「au ピタットプラン/au フラットプラン」を選択しない、という方向性もある、という意味で毎月割は存在意義がありますし、毎月割適用でauを利用している場合には、内容についてはしっかり把握しておきましょう。
「au ピタットプランとau フラットプランは絶対的にお得! 詳細内容を解説」