UQモバイルには、データ容量を効率よく利用するための機能の一つとして「節約モード」が標準搭載されています。
UQモバイルおすすめのプランとして「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」という、最低イチキュッパ(1980円)で利用できる料金プランがありますが、データ容量は最小2GB(契約後2年間)からで、インターネットを高速通信で使い放題で使うというわけにはいきません。
そんな中で、節約モードをうまく活用すると、データ容量の消費をを最小限に抑えながら効率よくUQモバイルを利用することができるのです。
他のMVNOにも似たような機能があるものもありますが、それらと比較しながら検討していきたいと思います。
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UQモバイルの節約モードとは
UQモバイルの節約モードとは、ターボ機能をOFFにすることにより、高速通信を一時的に止めて毎月の利用容量を節約することができるモードです。「高速/節約」で切り替えができます。
切り替えにはUQ mobileポータルアプリを利用します。ワンタッチでターボのON/OFFを切り替えることができます。
ターボ機能については、ほかのMVNOでも提供しているところもありますが、例えばIIJmioではターボ機能のことを「クーポン」と表現するなど、呼び方や説明の仕方が若干違ったりと一見同じサービスであるとはわかりにくいところもあるので注意が必要です。
このターボ機能のON/OFF切り替えの最大のメリットは、月あたりの高速通信容量に制限のあるプランにあって、ターボをOFFにすることによって使い過ぎを防ぎ、効率よく容量を消費することができるという点が挙げられます。
UQモバイルの場合、「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」を選択した時には最低の容量が1GB(契約後二年間は2GB)で、最大が7GB(2年間は14GB)であるため、固定のインターネットのように高速通信使い放題というわけにはいきません。
そのため、ターボ機能をうまく活用することで上限まで到達する可能性を低く抑えることができるようになり、結果として料金プランも、よりデータ容量が少ないプランを選択することができるようになるため、コストパフォーマンスも向上するというわけです。
UQモバイル・節約モードの場合の通信速度
UQモバイルでターボをOFFにし、節約モードで利用した場合の通信速度は、「おしゃべりプラン/ぴったりプラン」の場合が送受信最大300kbps、。「データ高速プラン」の場合が送受信最大200kbps、「データ無制限プラン」の場合が送受信最大500kbpsとなります。
最もメジャーな「おしゃべりプラン/ぴったりプラン」の節約モードで300kbpsということですが、実際に節約モードを利用してみた感想としては、確かにネットを利用するのに通常の速度やWi-Fiと比較すると、ページを開くごとにしばらく待つ必要が出てきますが、ただ、まったく使えないというほどではありません。
少し調子のよくない昔のスマホを利用していると思えば、それほどでもありません。感じ方に個人差はあると思いますが、ギリギリ許容範囲内かなと思います。
もし、ネット利用の速度の遅さが我慢できなかったとしても、ちょっとしたLINEやTwitterなどSNSの利用であれば、最低速度でも通常とまったく変わらずに利用することが可能です。
そのため、通常SNSのみ利用するときには節約モードにしておき、調べものなどでインターネットを利用するときのみ、高速モードに切り替えるなどの使い方も想定できます。
UQ mobileポータルアプリの下部右側、「高速/節約」が切り替わるボタンの画像があります。そこをタップすることで通信の切り替えができます。切り替えはこのように、非常に簡単です。
ターボ機能のあるMVNO・ターボ機能がない格安SIM
ターボ機能は、MVNO格安SIMであればどれも標準で対応しているというわけではありませんが、前述したIIJmioの他に、シェアNo.1のOCNモバイルONEや、それを怒涛の勢いで追う楽天モバイル、UQモバイルと同じau系SIMを持つmineo(マイネオ)などの人気の高いMVNOは、すべてターボ機能に対応しています。
逆に、人気はあってもまだターボ機能に対応していないMVNOとしては、たとえばLINEモバイル・nuroモバイルなどがあります。
基本的にターボ機能・節約モードのON/OFFによる高速通信容量の節約は、利用者側にこまめな切り替えを要求するので、そういう利用ができない、わからないという人にはメリットが非常に薄い機能であるとも言えます。
とはいえ、節約モードを持つことにより、利用方法の選択の幅は大きく広がるので、UQモバイルの節約モード、積極的に利用していきたいところです。
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